学校を休みがちだけど将来のため大学には進みたい
1. 学校に行けないという現実に向き合うことから始めて
(他に長期の入院療養などの場合もありますが、後述する「3.不登校中の学習に必要なものは…」を対策の参考にしてください。)
朝、子どもたちが登校する音を聞き、カーテンを閉め切った部屋で過ごすわが子の姿を見ると、
「この子の将来はどうなってしまうんだろう」
「勉強だけでもさせておかないと、社会に取り残されてしまう」
そんな焦燥感に駆られるのは当然です。
まず最初にお伝えしたいのは、
今、お子様が学校に行けていないのは、決して「怠け」でも「逃げ」でもない
ということです。
学校という枠組みの中で、精一杯頑張り、心が限界を迎えてしまった。
今は、折れてしまいそうな心を必死に守っている休息の時期なのです。
※いわゆる「不登校」の割合は、中学校で20人に1人(令和3年度・文科省資料)にもなります。決してお子様だけが特別なのではありません。
保護者の方が感じる「勉強への焦り」は、お子様への深い愛情があるからこそ。
その重荷を少しだけ下ろして、まずは「学校以外の学び方」という選択肢を考えてみませんか。
2. 心の回復を待ちながら見極める「学習を始めるタイミング」
不登校のお子様にとって、勉強は「学校」を連想させる辛いスイッチになることがあります。
無理に教科書を開かせる前に、まずはお子様の心のエネルギー状態を観察しましょう。
休息期:まずは「安心」を最優先に
学校に行かなくなった直後や、元気がない時期は、学習のことは一旦忘れても構いません。
この時期に無理強いをすると、親子関係が悪化し、かえって学習への拒否感が強まってしまいます。
「家は世界で一番安心できる場所だ」とお子様が感じられるようになるまで、温かく見守る時期です。
始動期:小さな「退屈」がサイン
「ずっとゲームをしているのも飽きたな」「何か少しやってみようかな」といった言葉が漏れたり、身の回りのことに興味を示し始めたりしたら、それが学習を提案するタイミングかもしれません。
ただし、登校を促すのは待ちましょう。
おそらく授業についていけるかどうか不安なはずです。
かと言って1日も早く追いつこうと、いきなり「5教科しっかり」を目指すのは禁物です。
3. 不登校中の学習に必要なのは…
学校に通えない期間、塾や家庭教師をお考えになったこともあると思います。
しかし、対人関係に疲れを感じているお子様にとって、外部の人と接することはハードルが高いものです。
そこで、「自分のペースで進められて、誰にも遠慮する必要もなく、また邪魔もされず、家で完結できる」家庭学習教材が大きな力になります。
理由①:人間関係のストレスがない
先生や周りの生徒の目を気にする必要がありません。
「間違えたら恥ずかしい」「遅れていると思われたくない」というプレッシャーから解放され、純粋に知識と向き合うことができます。
理由②:自分の必要な学習だけをすれば良い
不登校の期間が長くなると、現在の学年の内容が分からなくなるのは当然です。
また、そもそも学校に行けなくなった原因のひとつが授業の内容が分からないことにあるかも知れません。
この期間で今抱えている「つまずき」の原因を解消することに取り組みましょう。
学校の授業はクラス全員に向けて行いますが、この間の学習は「自分一人」のためで良いのです。
※ 教材の多くは「無学年方式」を採用しており、数年前の単元まで遡って復習できます。「分かった!」という小さな成功体験は、失いかけた自己肯定感を回復させてくれます。
理由③:短時間から取り組める
学校の授業は50分ですが、家庭学習教材なら5分〜10分単位で設計されています。
集中力が続かない時期でも、「これだけなら」というハードルの低さが、継続の鍵となります。
